ストーリー


幻想郷に高くそびえる妖怪の山。
今回の物語はその麓に広がる妖怪の樹海から始まります。
幻想郷が初夏を迎えようとしていた頃、そこではある一人の神様が
友人との約束を果たすために、妖怪の山に向かおうとしていました。

事の発端は一ヶ月前に遡ります。

妖怪の樹海におはします厄神様、鍵山雛は
妖怪の樹海から厄が綺麗さっぱり無くなっていることに気付きます。

 「私が流したわけでもないのになぁ…… なぜかしら?」

何気ないこの変化が、まさか幻想郷を揺るがすあの大事件につながるとは、
この時の雛は微塵も思ってはいなかったのです。
私だってあんなことになってしまうとは全く予想ができませんでした。

かくして、私が記録を綴った、雛を待ち受ける数奇な運命の物語が、 今ここに幕を開けたのです。


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